トップバリュからイチビキの醤油に替えると料理はおいしくなる?7パターンで食べ比べ

トップバリュとイチビキの醤油を7パターンで食べ比べ

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ごたまる

みなさん、普段どんな醤油をお使いですか?

私は、ここしばらくトップバリュの「国産丸大豆しょうゆ」を使っています。特に大きな不満はなく、国産丸大豆を使った本醸造しょうゆで、1L税込約279円。普段使いしやすい価格というのも選んでいた理由です。

ただあるとき、「もう少し原料にこだわった醤油に替えたら、普段の料理も少しおいしくなるのかな?」と思い、他にも何か良さそうな醤油はないか探してみました。

そこで見つけたのが、国産丸大豆・国産小麦などを使い、価格もそこまで高くないイチビキ「無添加国産しょうゆ 750ml」です。

「原料と価格のバランスが良さそう」と気になり、ふと今使っているトップバリュのラベルを見てみると――

製造所は、なんと同じ「イチビキ株式会社」。

それなら、原料表示や価格が違うこの2本を食べ比べたら面白そう。

そこで今回は、醤油そのものに加えて、モロヘイヤのおひたし、冷奴、焼きおにぎり、卵かけご飯、ゴーヤチャンプルー、ごぼうと人参の胡麻酢和えの計7パターンで、醤油だけを替えて比べてみました。

結果から言いますと、イチビキに替えておいしく感じた料理もあれば、ほとんど変わらなかった料理もありました。つまり「替えれば何でもおいしくなる」という結果ではなく、料理によって違いました。

単純な私はこの比較をする前から、「少しグレードあげた醤油使ったら、なんでも美味しくなるやろ」と思っていたんですよね。なので、この結果になった時は正直驚きました(^ ^;)

今回分かったこと

  • イチビキに替えておいしく感じた料理もあった
  • ほとんど差を感じなかった料理や、違いを判別できなかった料理もあった
  • 冷奴では、トップバリュをわずかに好んだ
  • 「醤油を替えると料理がおいしくなるか」は、今回の比較では料理によった

なお、醤油そのものを含めた総合的な味の好みはイチビキでした。

目次

今回比べたのは、普段使っていたトップバリュ「国産丸大豆しょうゆ」と、買い替え候補として見つけたイチビキ「無添加国産しょうゆ 750ml」です。まずは2本の表示内容と購入価格を整理します。

商品比較表

項目トップバリュ「国産丸大豆しょうゆ」イチビキ「無添加国産しょうゆ 」
内容量1,000ml750ml
原材料表示大豆(国産)、小麦、食塩大豆(国産)、小麦(国産)、食塩(国内製造)
食塩相当量15mlあたり2.6g15mlあたり2.6g
購入日・購入先2026年8月29日・マックスバリュ2026年9月22日・Amazon
購入額税別258円/税込278.6円357円・送料無料

食塩相当量は、全く同じ量です。

お値段は、約1.7倍イチビキの方が高くなる計算ですね。ここはまた後ほど見ていきます。

【トップバリュ 国産丸大豆しょうゆ】

トップバリュ 国産丸大豆しょうゆ 原材料表示
トップバリュ 国産丸大豆しょうゆ 栄養成分表示

トップバリュは原材料欄では「大豆(国産)、小麦、食塩」となっています。

小麦と食塩は国産じゃないのか??と思って調べると、公式商品ページでは「国産の大豆、小麦、塩を使用」と案内されています。

【イチビキ 国産しょうゆ】

イチビキ醤油 ラベル正面
イチビキ醤油 原材料表示
イチビキ醤油 栄養成分表示
イチビキ醤油 ラベル側面

イチビキは原材料欄では「大豆(国産)、小麦(国産)、食塩(国内製造)」となっています。

この「国内製造」ってなに?と思う方もいると思います。
「国内製造」は、「外国産」という意味でも、「原料まで国産」という意味でもありません。原料原産地表示では、生鮮食品なら「国産」など産地を表示しますが、加工食品の場合は「国内製造」など、どこで製造されたかを表示するのが基本です。食塩も加工食品にあたるため、今回のように元となる海水が国内由来でも、「食塩(国内製造)」と表示されることがあります。

つまり、「国内製造」だけ見ても、その塩の“元”がどこのものかまでは分からない、ということですね。“元”が日本の場合も外国の場合もあり得るということでややこしや…。

参考:消費者庁『全ての加工食品に原料原産地が必ず表示されます!』

今回のイチビキ「無添加国産しょうゆ」については、公式サイトで高知県室戸の海洋深層水を使った国産塩と説明されています。イチビキのラベルにも、国産海洋深層水の塩の使用、という表示があります。

まとめると、今回比較する2本は、どちらも大豆・小麦・塩が国産と確認できる醤油ということになります。

製造所はどちらもイチビキ、表示上の食塩相当量も15mlあたり2.6gで同じ、だったら何がどれだけ違うんだろう〜って思いますよね。

試食方法

両商品とも2026年9月28日に開封しました。基本的には同じ器を使い、どちらの商品か分からない状態で食べてから答えを確認する、セルフブラインド形式です。

料理ごとに配合をそろえ、2本を比べる際は醤油だけを替えました。ゴーヤチャンプルーと胡麻酢和えは、同じ配合で別々に2回調理しているため、家庭調理によるばらつきはあり得ます。

試食写真の左右がどちらの商品かは記録していないため、写真には説明を付けていません。

ごたまる

なかなか面白い結果になりました〜!

予想していた以上に、料理によって結果が分かれました。まずは、7パターンを差の感じ方ごとに並べます。

結果一覧表

比較したもの違いの分かりやすさどちらがおいしくまたは好ましく感じたか
醤油そのままはっきり分かるイチビキ
モロヘイヤのおひたしはっきり分かるイチビキ
卵かけご飯まあまあ分かりやすいイチビキ
焼きおにぎり少し分かるイチビキをやや好む
木綿豆腐の冷奴ほぼ分からないトップバリュをわずかに好む
ゴーヤチャンプルー全く分からないどちらも同じくらいおいしい
ごぼうと人参の胡麻酢和え全く分からないどちらも同じくらいおいしい

この3パターンではイチビキを好みました。ただし、卵かけご飯の差は「はっきり」とまでは感じていません。

醤油そのまま|イチビキの甘い香りとコクが好み

醤油のみで比較

醤油だけで味見すると、違いははっきり分かりました。トップバリュは塩味が直接的で、角や尖りを強く感じます。イチビキには甘い香り、甘み、コク、まろやかさがあり、こちらの方が好みでした。

モロヘイヤのおひたし|イチビキを明確に好んだ

モロヘイヤのお浸し 比較
茹でモロヘイヤ50gに醤油3.0gを合わせて比較。

イチビキはモロヘイヤとのなじみがよく、塩味のバランスや旨味、コクも好ましく感じました。トップバリュでは塩辛さが前に出て、旨味やコクは感じにくい印象です。今回のおひたしでは、イチビキの方をはっきりおいしく感じました。

卵かけご飯|卵のコクと合う味わいに差

卵かけご飯 比較
ご飯50g、よく溶いた全卵25g、醤油2gで比較。

トップバリュは塩気が直接的で、それ以外の味わいは少なく感じました。イチビキには塩味のほかに甘みや味わいがあり、卵のコクや風味とも合って、こちらの方をおいしく感じました。

「はっきり分かる」とまでは言いませんが、違いはまあまあ分かりやすかったです。

※ 雑穀ご飯を使ったので、所々黒いのは黒米ですw

焼きおにぎりではイチビキ、冷奴ではトップバリュをわずかに好みました。

焼きおにぎり|香ばしさは近く、味に少し差

焼きおにぎり 比較
ご飯50gに醤油3.0gを使った焼きおにぎり。

焼けた醤油の香ばしい香りは、どちらもほぼ同じくらいに感じました。食べるとイチビキの方に甘みとコクを少し感じ、やや好みです。ただ、モロヘイヤのおひたしほど大きな差ではありませんでした。

木綿豆腐の冷奴|差はほぼ分からず、トップバリュをわずかに好む

冷奴 比較
木綿豆腐40gに醤油2.0gを合わせて比較。

醤油だけで味見したときの差が、木綿豆腐と一緒に食べるとほぼ分からなくなりました。木綿豆腐は淡白な印象もありますが、大豆由来の甘みや香り、コクがしっかり感じられ、そのためか醤油の風味の差を感じ取ることが難しかったです。

今回の冷奴では、トップバリュのキリッとした塩味が豆腐の甘みと合い、どちらかと言えばトップバリュをわずかに好みました。

次の2パターンを試したことで、「普段使いは全部イチビキに替えよう」という気持ちが少し変わりました。

ゴーヤチャンプルー|私、夫ともに違いが分からなかった

ゴーヤチャンプルー 比較
醤油だけを替え、同じ配合で調理したゴーヤチャンプルー。

ゴーヤ、豚こま肉、木綿豆腐、卵に、醤油のほか料理酒と砂糖も使いました。私と夫の2人でブラインド試食しましたが、2人とも違いを全く判別できませんでした。どちらも同じくらいおいしく感じました。

ごぼうと人参の胡麻酢和え|どちらも同じおいしさに感じた

ごぼうと人参のごま酢和え 比較
醤油だけを替え、同じ配合で作ったごぼうと人参の胡麻酢和え。

ごぼうと人参に、いりごま、米酢、醤油、砂糖を合わせました。こちらも違いは全く分からず、どちらも同じおいしさに感じました。ごまやごぼうの香り、酢の味がある中では、私にはふたつの醤油の違いがつかめませんでした。

  • ゴーヤチャンプルー・各回の配合: ゴーヤ130g、豚こま肉135g、木綿豆腐150g、卵80g、油15g、醤油17g、料理酒17g、砂糖4g。
  • 胡麻酢和え・各回の配合: ごぼう160g、人参80g、いりごま10g、米酢35g、醤油14g、砂糖4g。千切りにした野菜を電子レンジ600Wで5分加熱して水気を切り、粗熱が取れてからごま・調味料と和えました。

食塩相当量が同じでも、塩味の感じ方は違った

商品の表示では、食塩相当量はどちらも15mlあたり2.6gです。それでも醤油そのままの試食では、私にはトップバリュの方が塩味の角を強く感じられました。イチビキでは甘い香りや甘み、コク、まろやかさも感じ、塩味の尖りが相対的に目立ちにくい印象です。

加熱・非加熱だけでは差の出方を説明できない

加熱していない料理でも、モロヘイヤのおひたしや卵かけご飯では違いを感じ、冷奴や胡麻酢和えでは差が小さいか、分かりませんでした。加熱した料理でも、焼きおにぎりでは少し違いを感じた一方、ゴーヤチャンプルーでは判別できませんでした。

「加熱すると差が消える」「淡白な食材なら差が出る」といった一つの決まりでは、今回の結果を整理しきれません。

醤油そのものの味や香りを感じやすい料理かどうか

7パターンを比べて、料理の中で醤油そのものの味や香りをどれくらい感じやすいかが、差の出方に関係するのかもしれないと考えています。食材の風味や、ほかの調味料が重なることも関係していそうです。

自分なりにそれぞれを考察すると…

⚫︎モロヘイヤのおひたし→素材そのものの香りが比較的穏やかで、醤油が全体によく絡むため、今回の条件では醤油の違いを感じ取りやすかったのかも。

⚫︎卵かけご飯→卵のコクで醤油の風味か隠れるかと思われたが、醤油と卵の風味との味のなじみが良く、醤油の違いが分かりやすく感じた。

⚫︎焼きおにぎり→素材自体にクセがなく淡白な味わいだから、醤油の風味が隠れず違いが分かりやすかったのかも。しかし、焼いたことで香ばしさが加わりお浸しほど分かりやすくないと感じた。

⚫︎冷奴→豆腐の風味がしっかりとあるため、醤油の風味が隠れやすかったのかも。醤油と大きな塊の豆腐を同時に口に含むと、どうしても醤油がよく絡まった状態で最後まで味わえず醤油の風味を感じにくいという要因もある気がする。

⚫︎ゴーヤチャンプルー・ごぼうと人参の胡麻酢和え→ゴーヤ、肉の脂、ごぼう、ごまなどの素材自体の風味、酢や砂糖、料理酒などの調味料、炒めた時の香ばしさなど複数の風味が重なったことも、醤油の違いを感じにくかった要因かも。

ただ、これは今回の結果から浮かんだ仮説です。これから、ほかの料理でも色々確かめてみたいと思います。

購入価格を100mlあたりにそろえると、イチビキはトップバリュの約1.7倍です。少量使う場合の金額も見てみます。

【価格表】

換算量トップバリュイチビキ
100mlあたり約27.9円約47.6円
仮に5ml使った場合約1.39円約2.38円

仮に5ml使うなら、差は約0.99円です。

今回買ったイチビキ750ml・357円を1L相当に換算すると約476円。トップバリュ1L約279円との差は約197円です。これをどう捉えるかは本当にその人次第だとは思いますが、今回の比較をやった後でなら私はイチビキはかなりあり!だと思いました♪

全部イチビキへ替えるより、料理で選ぶかもしれない

最初の数パターンではイチビキを好むことが多く、「しばらく普段使いを全部イチビキに替えてみよう」と思っていました。ところが、ゴーヤチャンプルーと胡麻酢和えでは違いが全く分からず、考えが少し変わりました。

今回差が分からなかったゴーヤチャンプルーや胡麻酢和えのように、食材や調味料の風味が重なる料理ではトップバリュでもよさそうだと感じました。煮物などでも同じなのかは、今後試してみたいところです。

そして、醤油の味が活きるようなシンプルなおひたしや卵かけご飯、まだ試していないけれどお刺身や醤油だけで焼くようなソテーだったらイチビキを使いたいと考えています。

現時点では、このように2本を料理によって使い分けようという結論です。

どの料理にどちらを使うか決め切るには、これからも色々と試しながらデータを積み重ねたいと思います(^ ^)

今回7パターンで比べた結果、総合的にはイチビキが好みでした。

「醤油を替えれば、どの料理でもおいしくなるわけではない」という結果がとても興味深く、今回の比較検証はやっていて楽しかったです。

今回の比較では、醤油の味を感じやすかった料理ではイチビキ、差を感じにくかった料理ではトップバリュを使う、という使い分けがよさそうに感じています。

この記事は、今分かったことを先に公開し、比較を続けながら更新する予定です。次は機会があれば、刺身・大根おろし・きのこの醤油ソテーなどでも試してみます。結果が増えれば、今の使い分けの考えも変わるかもしれません。

では、また〜!

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