少し前の週末、夫がキス釣りに出掛けていき、しばらくして着信がありました。
夫やばい!
エグイの釣れたっ!!
との報告があり、画像を送ってきました。



んな大げさなこと言って〜…





って、うえぇーー?!
本当にすごいの釣れてるや〜ん!
今回釣れたのは、クロダイと真鯛。かなりでかいサイズでした。
当初の目的のキスですが、こちらは大小いろんなサイズで7〜8匹くらいの釣果でぼちぼちw
クロダイは関西などでは「チヌ」と呼ばれ、釣り人にはこちらの名前でもおなじみです。この記事では普段使っている呼び方に合わせ、以下「チヌ」と表記します。
結論



普通に美味しい!
先に結論をいうと、今回のチヌはまったくまずくなかったです。臭みもなく、刺身ではしっかりした歯応えがあって食感も良かったです。ただ、比較相手が真鯛だったのがよくなかったですね。
単体なら普通に美味しいのに、真鯛と一緒に食べると途端にかすんでしまいまして…。まあ端的に言うと、「相手が悪かった」に尽きます(笑)。
でっか!!
測ってみました。




45〜50cmほどの良型チヌと、なんと60cm級の大型真鯛です。真鯛は体高(背中から腹までの高さ)が20cmくらいあってめちゃくちゃ迫力ありました。
チヌの方は、「臭い」「まずい」というイメージがあって、ちょっと不安がありました。捌いていくと特に気になるニオイもなくいけそうだったので、せっかくなら真鯛と食べ比べしてみることに。
どっちもそれなりの量があったので、3日かけて食べ比べました。
⚫︎1日目夕:刺身
(一緒に釣れたキスとベラと小アジは唐揚げ)


⚫︎2日目夕:あら煮
⚫︎3日目夕:漬け丼
まずは刺身でチヌと真鯛を食べ比べ
チヌの刺身




- 心配していた臭みや癖はなかった
- 味はかなり淡白
- 脂はあまり感じなかった
- 真鯛より弾力があり、歯応えが良かった
- 味よりも食感によって美味しく感じた
真鯛の刺身




- 身そのものに旨味があった
- 程よく脂が乗っていた
- 食感だけでなく、味で美味しいと感じた
刺身で比べた結論
真鯛は味と程よい脂があり美味しい、チヌは歯応えがあり食感が良いが味の特徴は特にない感じ。チヌも決してまずくはなかったですが、刺身としての味わいは真鯛のほうが明らかに上という印象でした。
次はチヌと真鯛のあら煮
チヌと真鯛を別々の鍋で煮付ける
味を比べるため、それぞれ別の鍋で調理しました。しかし、あらだけでもすごい量…。
特に60cm級の真鯛は、かなりの量だったので頭とカマは煮付けにはせずオーブンで塩焼きにしました。




チヌのあら煮


- 脂はあまり感じなかった(煮汁にあまり脂が浮いてない)
- 臭みや癖はなかった
- あっさりした普通の白身魚という印象
- 真鯛と並べると、どうしても味が弱く感じられた
真鯛のあら煮


- 真鯛は程よく脂が乗り、身にコクがあった
- 煮汁の表面にも脂が浮いていた
- 煮付けにしても真鯛らしい旨味が残った


ちなみに、真鯛のあら煮の一部分を取り分けてみたのがこちら。
1〜2切れくらいでも十分なおかずの量になっていて、改めて大きな魚ってすごいな〜と感心しました(^ ^;)
あら煮で比べた結論
真鯛とチヌを同じ味付けで煮たことで、両者の違いが刺身のとき以上にはっきり分かりました。
真鯛は程よく脂が乗り、煮汁の表面にも脂が浮いていました。身にはコクと旨味があり、煮付けにしても真鯛らしい味わいが残っています。
一方のチヌには臭みや癖はなく、あっさりとした白身魚として食べやすい仕上がりでした。ただ、真鯛と並べて食べると脂も身の味も弱く、少し物足りなく感じられます。
この時点では「あら煮でも真鯛の圧勝」という印象でしたが、翌日、残ったチヌだけを食べてみると、その評価が少し変わりました。
翌日、チヌのあら煮だけを食べて気づいたこと
残ったチヌのあら煮を翌日、単体で食べてみましたが、普通に美味しかったです。臭みもなく、癖のない淡白な白身魚として十分に楽しめるといった感じ。
どうやらチヌそのものが美味しくないのではなく、真鯛と同じ食卓に並べたのがやはりよくなかったらしいw
3日目はチヌと真鯛の漬け丼


ご飯は酢飯にして、漬け丼で食べ比べました。
それぞれ別に漬けて、同じ器に盛り付けています。
見た目では全然分からないけど、左側がチヌ、右側が真鯛。
※ 生食用の身は、水分を拭き取ってラップで包み、冷蔵庫のチルド室で保存しました。なお、生食できる期間は、魚の状態や処理・保存環境によって異なります。
チヌの漬け


- 漬けだれの味が加わり、刺身で食べたときよりも淡白さは気にならなかった
- 漬けにしても弾力と歯応えが残っており、食感は真鯛より良かった
- 癖がなく食べやすいものの、身そのものの旨味や味の特徴は控えめだった
真鯛の漬け


- 漬けだれの中でも魚そのものの旨味が感じられた
- チヌより弾力は控えめだが、噛んで味わうと真鯛らしい味わい深さがあった
- 酢飯や漬けだれとの相性もよく、食べ進めるほど真鯛のほうが美味しく感じられた
漬け丼での結論
漬けだれの味が濃いため、刺身で食べ比べたときほど大きな差は感じませんでした。
チヌには弾力が残っており、食感だけなら真鯛より美味しく感じます。一方、よく味わって食べると、漬けだれの中でも魚の旨味を感じられたのは真鯛でした。
チヌは癖のない淡白な白身で、漬け丼にしても食べやすい魚です。ただ、身そのものの旨味や味わい深さでは、やはり真鯛に及ばないという結論になりました。
結論:今回のチヌはまずくなかった。ただし真鯛と比べるとかすむ
| 比較項目 | チヌ | 真鯛 |
|---|---|---|
| 臭み | なし | なし |
| 脂 | 少ない | 程よく乗っている |
| 身の味 | 淡白 | 旨味を感じる |
| 刺身の食感 | 弾力と歯応えが強い | 適度 |
| 煮付け | 癖のないあっさり味 | 脂とコクがある |
| 漬け丼 | 弾力は残るが、身の旨味は控えめ | 漬けだれに負けない旨味があり、味わい深い |
| 単体での評価 | 普通に美味しい | しっかり美味しい |
| 並べたとき | 真鯛の横ではかすむ | 主役になる |
今回食べたチヌは、決してまずい魚ではありませんでした!
心配していた臭みはなく、刺身では歯応えがよく、煮付けにすれば癖のない淡白な白身魚として普通に美味しい♪ただし、脂と身の旨味がある真鯛と一緒に食べると、どうしても味の弱さが目立ってしまいました。
チヌの評価が低くなった最大の理由は、魚そのものより比較相手が真鯛だったこと。これに尽きます(笑)。
チヌは唐揚げにすると、もっと良さそう
今回は作りませんでしたが、チヌは唐揚げに向いている気がしました。切り身に下味をつけ、片栗粉をまぶしてカリッと揚げれば、淡白で弾力のある身がむしろ長所になりそうな予感。
経験上、唐揚げにすると大抵なんでも美味しいw
次に機会があればやってみようと思います。
番外編:60cm級真鯛のカシラとカマをオーブンで丸ごと塩焼き
大きすぎて魚焼きグリルに入らない




60cm級なので、頭とカマだけでも巨大で、オーブンで丸ごと塩焼きにしました。
全体に塩を振って200℃で予熱しておいたオーブンで20分焼き、途中でひっくり返して15分、合計35分でちょうどよく火が通りました。
頬肉やカマにかなり身が残っており、程よく脂も乗って美味しかったです。
刺身、あら煮、漬け丼、そして頭とカマの塩焼き。大人ふたりで3日かかりましたが、チヌも真鯛も身からあらまで無駄なく楽しめました。これだけ大きな魚を食べ尽くす機会はなかなかないので、大満足です♪






