お酒をゆる〜くやめてみたら、もう3年経ってた話

こんにちは、健康&節約オタクの専業主婦ごたまるです。

ごたまる

昔は、記憶がなくなるまで飲むこともしばしば・・・
お酒大好き人間でした。

本日は、こんな私がなぜお酒をやめたのかということについて語ってみたいと思います。
2020年6〜7月頃からほとんど飲まなくなったので、この記事を書いている2023年6月の時点で丸3年になります。

プロフィールにもある通り、私は病院の管理栄養士で栄養指導をしていました。
生活習慣病の方々に偉そうに栄養指導をしながら、自分はまあまあの大酒飲みでした。(ごめんなさい…)

早速ですが、お酒を飲まなくなって感じたことは、ザッとこんな感じです。

メリットデメリット
安定して体調が良い
太りにくくなった
食事内容がまともになった
時間が増える
お金が貯まる
体調を崩しやすい
太りやすい
時間がなくなる
お金がなくなる

そのまんま表と裏って感じですねw

目次

お酒をやめたきっかけ

ある時、夫に言われました。

ごたまるもお酒やめれば?

ごたまる

うるさいなぁ〜
1日でいちばんの楽しみなんだから、ほっといてよ!

お酒をやめたきっかけというのは、特にコレ!という出来事があったわけではありません。
そもそも夫が飲まなくなったからです。夫がやめた理由は、体型が崩れてきたからだったと思います。(夫もお酒好きでよく飲んでいました)

やめたら?というやんわりとした提案ではありましたが、その時は正直ムカつきました(笑)
自分もやめたから、私もやめろって?いやいや、私の勝手でしょ!と。
だって学生時代からずっと嗜んできて、これがあるから1日頑張れるってくらいに大好きだったんです・・・

なので、夫に言われてもしばらくは飲んでいました。

とはいえ、飲むと胃腸の調子があまりスッキリしなかったり時々飲み過ぎて後悔したりして、いつかはなんとかしなきゃな、とは思ってはいたのです。

そして飲まない夫を見ているうちに、何となく

ごたまる

試しに飲まないで過ごしてみるか〜
また飲みたくなったら飲めばいいや〜

という気分になり、とてもゆるい感じでヌル〜っと始めてみたのでした。

ちなみに、この頃ちょうど世の中がコロナウイルスでてんやわんやし始めた頃でした。お気楽に、お酒を飲みたい気分でもなくなっていたのも後押ししていた気がします。

そもそもどのくらい飲んでいたのか

これは独身時代の一人暮らしの私の部屋です。お酒好きが高じてカクテルバーを部屋に作っちゃいまして・・・夜な夜な酒盛りしていました。(おもにひとりでw)

飲めばビール1缶350mlだけでは終わらず、むしろそれが始まりで(^ ^;)
ハイボールや焼酎ロック、カクテルなどを自分で作って最低でも5〜6杯はだらだらと食べながら飲んでいました。時にはワインボトル1本飲んでしまう日も。

こんな生活をしていると、お酒にまつわる失敗エピソードも多々あります。言えないけど。

5つのメリット

メリット① 体調が良い

明らかにすぐに分かるのは、これですね。

朝起きた時に、寝たのに妙に疲れている感じや体がだる重く感じることはなくなりました。もちろん、二日酔いで頭痛いなんてこともありません。食べ過ぎ飲み過ぎがないので、胃腸の調子も安定して良くなったと思います。

お酒は、眠りを浅くさせ利尿作用もあることで睡眠の質が下がるので、寝ても疲れがとれない感じがするのは当然ではありますけどね。

メリット② 太りにくくなった

これは飲酒によって、食欲が増してドカ食いをしなくなったことが大きいと思います。仮にドカ食いをしなくても、遅くまで飲食しがちなので結果として摂取量が増えて肥満につながりやすくなるので、飲まなくなると自然と太りにくい生活習慣になります。

飲むと胃がブラックホール化して、おっそろしいくらい食べられるようになるんですよね・・・

メリット③ 食事内容がまともになった

これに関してはメリットというよりは、発見という感じです。飲まなくなったら、飲まない分ちゃんと美味しいものを食べたいという気持ちが出てきて、もう少し手間をかけた料理らしい料理を作るようになりました。

飲酒習慣がある頃は、飲むのが主体で食事はつまみ程度のものでした。主食や汁物はなく、枝豆とかチーズ、トマト、きゅうり、適当に魚を煮たり肉を焼いたりみたいな感じです。結婚してからは、もう少しまともなおかずにはなりましたが、夫も飲んでいたので変わらず主食と汁物はなく、つまみになるようなおかずのみという内容でした。

現在は基本的にはふたりとも飲まないので、ご飯と味噌汁は必須で、他に主菜(肉か魚)、副菜(野菜類)があるという感じです。夕飯はほぼ定食スタイルですね。これだと献立が立てやすいのも思わぬ良い発見でした。

メリット④ 時間が増える

飲んで酔ってしまうと、それだけの時間で終わります。ほろ酔い程度なら良いですが、私の場合はしっかりめに酔ってたので、思考停止してしまい、ただボーっとするだけで終わっていました。
良いように捉えれば、「リラックスしてストレスを解消し日々の活力の源になっている」と考えられなくもないですけど。私の飲み方の場合はデメリットの方がはるかに上回ってます・・・

ま、何事もほどほどが良いですね。

今は、寝るまでの数時間を頭がクリアな状態で過ごせます。とはいえ、毎晩何かとても有効に過ごしているかというとネットニュースや動画、漫画をだらだら見ることもあるのでこれに関しては何とも(^ ^;)

ただ毎日酔っ払ってそのまま寝てしまうよりは、読書や勉強など有意義な時間を作りやすくなるのは確かです。

メリット⑤ お金が増える

もう、これは分かりやすく効果テキメン!でしたね。

結婚してから家計簿をつけていますが、飲んでいる頃は月平均で8,000円以上使っていました。現在は、ほぼかかっていませんので、家計にかなり貢献しています。いや、以前が飲み過ぎ&使い過ぎですかねw

お酒は百薬の長??

ところで、「少量のお酒は健康に良い」「お酒は百薬の長」などと言われていましたが、最近はどうも違ってきたようです。

そこで、私なりに関連のネット記事や論文など、色々とチェックしてみました。

2018年に少量でも体に悪いという論文が相次いで2つ出ていたようです。(最も評価の高い世界五大医学雑誌のひとつであるLancetという医学雑誌)

1つ目の論文[注1]は、死亡リスクを高めない飲酒量は、純アルコール換算で週に100gが上限と結論づけています。これは、厚生労働省が示している目安量1日平均20g、週140gよりも少ない量です。この研究結果だと1日平均14gが上限となるので、1日缶ビール350mlくらいが上限という感じですね。

2つ目の論文[注2]は、なんとビックリ!健康へのリスクを最小化する飲酒量は、1日0杯(95%の確率で0〜0.8杯 ※純アルコール換算で0〜8g)と結論づけています。図1が示すように、飲酒量が増えるにつれて健康リスクが上がります。
しかし、あるネット記事や書籍等では、1杯まではリスクがほとんど上昇していないので1杯くらいまでならいいのではないか?という解釈もちらほらありました。(※純アルコール換算で10g ビールなら250ml程度)

純アルコールの計算法

お酒の量ml ✖️ アルコール濃度%を100で割ったもの ✖️ アルコール比重0.8

例)ビール350ml  アルコール濃度5%    350 × 0.05 × 0.8 = 14g

   焼酎100ml  アルコール濃度25%    100 × 0.25 × 0.8 = 20g

以前は、少量飲酒であれば心疾患などのリスクを下げるという保護効果があると言われてきました。この研究においても、その効果は確認されています。しかし、飲酒とがん、怪我、感染症リスクとの間には強い関連が見られ、特にがんによってその保護効果は帳消しとなってしまうようです。
結果、図1のようなグラフになるということですね。

そして2023年[注3]に出されたある論文でも、低容量アルコール摂取に関連する全死亡リスクの有意な低減は認められなかったと結論づけています。つまり、少量のお酒が健康に良い影響をもたらすとは言えないということのようです。

ただし、今後も様々な研究がされていき、また違う結論が出てくる可能性はあるかも?ですが・・・

以上をまとめると最新の研究結果としては、「少量のお酒は健康に良い」とは言えなくなってきているいうことですね。そして、現在の各国のガイドラインで示されている飲酒量よりも減らす方向が望ましいのは確かであるということでした。

ちなみに女性の方が、男性よりも血中アルコール濃度が高くなりやすく、アルコールの分解に時間がかかるという生物学的要因があり、飲酒による健康のリスクが高くなるので要注意です。乳がんのリスクも上がります。

[注1]掲載誌Lancet. 2018 Apr 14;391(10129):1513-1523. DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(18)30134-X
[注2]掲載誌Lancet. 2018 Sep 22;392(10152):1015-1035. DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(18)31310-2
[注3]掲載誌JAMA Network Open, 2023; 6 (3) e236185. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2023.6185

ソーバーキュリアス(SoberCurious)

唐突ですが、「ソーバーキュリアス(SoberCurious)」という言葉をご存知ですか?

「ソーバー Sober(しらふ)」 + 「キュリアス Curious(好奇心旺盛な)」を組み合わせた造語で、お酒を飲めるかむしろ飲みたい方だけど、あえて飲まない選択をしている人たちのライフスタイルのことをソーバーキュリアスと呼びます。おもに、健康の維持や自由な時間を作ることを目的として、前向きな気持ちで飲まない選択をしています。

もしお酒をやめたら自分はどうなるか?という興味や好奇心を持って、ポジティブにチャレンジする取り組みといった感じでしょうか。禁酒という忍耐や苦痛みたいなネガティブな感情がないのも特徴です。

私は、この言葉や考え方をちょうどお酒をやめるかどうかくらいの時に知りました。まさに、自分と似たような考え方をする人たちがたくさんいて、驚いた記憶があります。

飲酒時のマイルール3つ

本当に正確に言えば、全く飲まないわけではなくて飲みたい気分の時には飲むこともあります。ただし、自分の中で飲む時のあるルールがあります。

ある時久しぶりにビールを飲んだ時、一口目がすっごく美味しかったんです。でも飲み進めていくと途中からさほど美味しくないというか、一口目の美味しさを超えていかない感じがあり、もう食事の方を美味しく食べたいなという気分になった経験がありました。そこで・・・

飲酒時のマイルール3つ
  • 美味しいから飲む
  • 美味しく飲めないなら飲まない
  • 酔うためには飲まない

このマイルールを何となく設けてみたら、飲みたいなーと思ってたまに飲んでもグラス一杯程度の量で満足するようになりました。スカッとしたい時は、炭酸水で今は十分です。当時の私のことを知る人たちには、心底ビックリされますw

振り返ってみると、長年の習慣になり惰性で飲んでいたり、酔うために飲んでいたりするようなところがありました。私の場合はお酒がある程度強いので、少量だと酔えず結果たくさん飲むことにもつながっていたと思います。

まとめ

3年もこの習慣が続いているのは、おそらく

飲んだ時の爽快感や幸福感  飲まない時の心身の調子の良さ

こう感じているのが大きいと思います。

とにかく、圧倒的メリット!!

これに尽きます。

と、ここまでこんなに語っといて何ですが、人生何があるか分からないので飲酒習慣が戻ってくるかもしれませんw

戻ってくるんかい!

お酒のリスクをある程度理解したうえで、普段は飲まなくてもいい、だけど飲みたい時は飲む、とゆる〜く構えているくらいの方がちょうど良い気がします。

そろそろお酒やめてみようかな?と思われている方がいらっしゃいましたら、まずは気負わずにゆる〜くやってみてください。

意外とハマるかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

転勤族の夫と2人暮らし。
管理栄養士として約10年病院に勤務していましたが、現在は、なんだかんだで専業主婦をしています。

元職業柄、健康に関することが好きです。
専業主婦になりやっと節約にも関心を持つようになりましたw

自分なりに、健康や節約につながる生活のヒントを発信できればと思っています。

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